ビルメンテナンスという仕事がまだはっきりと確立されていない頃、昭和33年に株式会社セイビは創業しました。

施設管理業とは、普段は目立たず、建物の快適な環境の維持・創造に貢献する、縁の下の力持ちのような存在です。オフィスビル、ホテル、学校、病院、マンションなど、公共性のある施設であれば、不特定多数のお客様の安心と安全を担うことになります。全てのお客様に快適で、安心、安全な空間で過ごしていただく。それが、私たちの創業以来の理念であり、存在意義であると考えております。

そして、創業から半世紀以上経った今も、私たちのサービスは「人」が資本。より良い品質を提供し続けるには、「人」という財産を大切に磨き続ける必要があります。安全管理や技術を伝えるための教育環境と、長く働きやすい環境。これらを整え、専門性を深めるために、事業単位での分社化を推進、各地域の子会社を立ち上げ、セイビグループとして、全国に19社を展開するグループ会社となりました。

会社は、株主やお客様のため、従業員の方々のため、地域の方々のため、成長を続けなければなりません。業務の専門性と品質を高め、お客様にご満足いただけるサービスを提供し、社員の方々に安心して働いてもらえる。それが、私たちが受け継いできた伝統であり、今後更に高めていくべき価値だと考えております。

ビルメンテナンスは、気が抜けない面がある一方で、自身の成果がわかりやすい仕事です。例えば、清掃であれば、綺麗になればお客様も気持ちよく過ごせますし、自身も気持ちの良い気分になれます。エンドユーザーの顔がわかることは、この仕事のやりがいの1つではないでしょうか。

また、お客様の反応がすぐにわかるからこそ、私たちは信頼と誠実さを第一に、より良いサービスを提供し続けなければなりません。信頼関係を築くためにはとても時間がかかりますが、壊れるのは一瞬です。

それゆえに、地道に果たすべき課題をクリアし、人への投資を惜しまず、教育に力を注ぐ。従業員の方々が、いきいきと働ける環境を提供するのは、会社の重大な責務です。同時に、従業員の方々と一緒に成長する会社でありたいと、私自身思っています。

セイビに入社して、時代の変化によって変わったもの、守り続けてきたもの、多くの歴史をともに歩んできました。
更に未来へ続いていく企業となるため、より一層強い土台を築いていけるよう努めて参ります。