お役立ちコラム Column
冬支度とボイラー祭り
これは中国の宮廷で旧暦の4月1日(新暦の5月中旬)と10月1日(新暦の11月中旬)に夏服と冬服を入れ替えていたことから始まった習慣です。
日本へは平安時代に伝わりました。明治になり新暦が採用されると、軍隊や警察で6月~9月が夏服、10月~5月が冬服と定められ、これが学校や官公庁などに広まりました。
私たちビルメンテナンス業界には冬支度前の節目としてボイラー祭りという行事があります。
ボイラー祭りとは、建物の暖房や加湿に使われるボイラーを冬に向けて稼働させるにあたり安全を祈願する儀式です。
江戸時代、毎年11月8日に行われていた火の神様に感謝する「ふいご祭り」が由来とされています。
現在、ボイラーを実際に使用している建物は減りつつありますが、ボイラーは無くなっても安全祈願祭は引き継がれている建物が多くあります。
当社が受託している物件でも毎年11月になるとボイラー祭りや安全祈願祭が執り行われ、当社の設備管理業務担当者が参列し安全祈願を行っております。
ボイラーから最新の設備に代わってもなお神様への安全祈願を欠かさないとは、何か人間臭さや温かみを感じませんか。
そんな一面もある設備管理業務に興味を持たれた方はこちらへ。